iDeCoの1月の新規加入者は約3.87万人、加入者総数が185万人突破

　国民年金基金連合会が3月1日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると、1月の新規加入者数は3万8,739人で加入者総数は185万781人になった。従業員のiDeCoに企業が上乗せ拠出をするiDeCo＋（中小事業主掛金納付制度）は、実施事業所数は2,460事業所、対象従業員数は1万5,648人になった。

　1月の新規加入者の内訳は、第1号加入者が4,123人（前月3,991人）、第2号加入者は3万2,715人（前月3万2,261人）、第3号加入者は1,901人（前月1,692人）となった。なお、第2号加入者の中では、企業年金なしの新規加入者が1万9,529人（前月1万9,311人）、共済組合員（公務員）の新規加入者は7,901人（前月8,026人）となった。

　加入者の内訳を前年同月比で比較すると、第1号加入者が前年同月比48.6％増、第2号加入者が同18.7％増、第3号加入者が63.0％増と、前月に引き続いて第1号と第3号加入者の増加が目立った。第3号加入者の月間新規加入者数が1,900人を超えたのは、制度改定によって3号被保険者もiDeCoに加入できるようになった2017年の1月～4月以来約4年ぶりのこと。コロナ禍で資産運用に関する関心が高まっているといわれているが、非課税で資産形成ができるiDeCoへの新規加入者の拡大に勢いがついてきているようだ。

iDeCo新規加入者数の推移（2017年1月～2021年1月）

出所：モーニングスター作成