総合得点
「iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキング」は以下のとおりとなりました。このランキングは2017年6月7日~2017年6月12日までの個人型確定拠出年金の運営管理機関サイトの情報にもとづいて評価を行い、上位15サイトを選出、掲載しております。
順位 | サイト名 | 得点 | Webサイト |
---|---|---|---|
1 | SBI証券 | 9.26 | Webサイト |
2 | りそな銀行 | 8.78 | Webサイト |
3 | 楽天証券 | 8.78 | Webサイト |
4 | 岡三証券 | 8.71 | Webサイト |
5 | スルガ銀行 | 8.69 | Webサイト |
6 | 野村證券 | 8.65 | Webサイト |
7 | 日本生命保険 | 8.64 | Webサイト |
8 | 大和証券 | 8.52 | Webサイト |
9 | 三菱UFJ信託銀行 | 8.52 | Webサイト |
10 | みずほ銀行 | 8.42 | Webサイト |
11 | 損保ジャパン日本興亜DC証券 | 8.4 | Webサイト |
12 | 第一生命保険 | 8.36 | Webサイト |
13 | 三井住友海上火災保険 | 8.28 | Webサイト |
14 | 三菱東京UFJ銀行 | 8.16 | Webサイト |
15 | 三井住友銀行 | 8.04 | Webサイト |
理論上最高得点 = 10 理論上最低得点 = 0
上位サイトの特徴
総合第1位は「SBI証券」となりました。同社では、60本を超える豊富な商品を用意しています。商品選びをサポートするために、専門家の意見を動画で掲載しているほか、運用商品選びのためのシミュレーションを提供しています。
運用商品ランキングでは、購入金額やトータルリターンランキングなど複数のランキングを用意しており、1クリックで結果が切り替わるなど利便性の高い作りになっています。またファンド詳細画面は、商品選定理由や運用方針の記載、表示期間が自由に変更可能な基準価額チャートなど、充実した内容となっています。
また、管理手数料や信託報酬が低く抑えられている点は、ランニングコストの節約となり、利用者に実質的なメリットをもたらします。
総合第2位は「りそな銀行」となりました。「情報量と取扱商品の充実度」においても2位を獲得しています。制度についての紹介や手続き時の疑問などを、図などを用いて説明しているのに加えて、それぞれ説明動画を用意するなど利用者にわかりやすく伝えようとする姿勢がうかがえます。また、すべてのページからよくある質問や用語集を見ることができるほか、加入後のサポート体制や加入後の変更手続き方法を記載するなど利用者が安心できる情報を多く提供しているサイトです。
総合第3位は「楽天証券」となりました。総費用面ではSBI証券とほぼ同等の水準になっており、コスト面における利点があります。
同社では、特設サイトを設けサイト内のすべてのページでスマートフォンサイトを展開しています。そのため、利用者は閲覧するデバイスを問わず同じ情報を得ることができます。
また専門家の意見を掲載しているほか、口座を持っていない利用者も含めて誰でも参加できる「確定拠出年金」の無料セミナーを全国で展開しています。この過去のセミナー動画は、サイトから閲覧することができるなど利用者にとって役立つ情報を多く提供しています。
評価の視点と全体的な傾向
全体的に、サイト改善の動きは活発で、制度改正による加入者範囲の拡大を受け、様々な利用者を想定した改善を積極的に行っています。PCのみならずスマートフォンやタブレット端末を考慮したマルチデバイス化対応をしているサイトも見られました。
また制度の説明では、表や図解を用いてわかりやすく表現をするなど工夫がされています。実際に制度を利用した際のメリットなどのイメージが持てるようにシミュレーションツールを提供しているサイトも多くあります。
一方で、商品情報については、多くのサイトで情報量に課題が見られます。運用商品の特徴や商品選定理由の掲載、そのほか運用方針やリスク・リターン分析、表示期間が自由に変更可能な基準価額チャートの記載などいずれも確定拠出年金のサイトにおける重要な要素といえます。運営管理機関サイトでは、誰もが見やすく使いやすいサイト設計および質の高い充実した情報の提供が求められます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)サイト ランキング手法
2017年1月iDeCo(個人型確定拠出年金)の制度改正により、加入者範囲が拡大されて今まで加入できなかった公務員や家庭の主婦も対象となりました。
「iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキング」は、個人の利用者が自身の確定拠出年金を申し込む際に参考となるiDeCoを取り扱う金融機関等のウェブサイトおよびサービス状況をユーザーの視点にもとづいて総合的に評価しています。特に、金融機関等におけるウェブサイトの使いやすさやサービス情報の充実度、取り扱っている運用商品の豊富さ、口座管理手数料や投資信託にかかる費用などのお得さなどに焦点を当てています。
1調査期間について
調査期間は2017年6月7日から2017年6月12日。ランキング結果は2017年6月12日までの各社ウェブサイトに基づいています。
2ノミネートについて
以下のノミネート基準を満たす運営管理機関のウェブサイトをノミネートします。
(1)国内の運営管理機関でWebサイトを通じて個人型確定拠出年金の詳細な情報提供を行っていること
(2)サービスを全国展開していること(ネット専業金融機関も含める)
(3)取扱商品数が15本以上であること
(4)その他当社の定める一定の基準をクリアすること など
今回は上記基準を満たすサイトのうち、とくに優れた上位15サイトを弊社サイト上で発表します。
3調査項目について
「iDeCo(個人型確定拠出年金)サイトランキング」では、運営管理機関サイトのユーザビリティやサービス状況をさまざまな角度から分析・評価するために、以下の3つの視点からなる46項目のランキング・スコアカードを用います。各カテゴリは、以下のような評価内容となっています。
A. サイトの使いやすさ
ユーザーがウェブサイトで効率的に迷いなく情報収集できるかを評価します。文字の読みやすさ、リンクのしやすさに加え、ヘルプ・Q&A機能の実装、サイト表示速度、スマートフォン対応なども含まれます。
B. 情報量と取扱商品の充実度
個人型確定拠出年金に関する制度情報や特徴の掲載、シミュレーション機能の充実などコンテンツの充実度を評価します。取扱商品数や商品情報の詳細な掲載度合いも調査対象です。
C. 総費用
運営管理機関に支払う手数料や、投資信託の信託報酬などを評価します。当評価カテゴリは、最も総費用が抑えられていた運営管理機関に10点(満点)が付与され、2位以下はそれを基準とした相対評価となります。
以上の視点に基づいた調査項目にユーザーにとっての重要度をそれぞれ加味して統計処理を行い、スコアおよびランキングを決定します。
4サイトパフォーマンスについて
「サイトの使いやすさ」の主要調査項目のひとつに「サイトパフォーマンス」があります。サイトパフォーマンスの詳細な説明については、下記ページをご覧ください。
サイトパフォーマンス測定・改善
今回のランキングでは、2017年6月9日~6月12日までの各社確定拠出年金トップページの表示速度を測定し、ランキング評価に反映させています。