iDeCo6月の新規加入者は5.58万人と17年以来のピーク水準に迫る
国民年金基金連合会が8月1日に発表したiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の業務状況によると6月の新規加入者数は5万5,810人で加入者総数は251万4,572人になった。新規加入者数は前年同月比9.2%増となり、5.58万人の新規加入者数は、2017年1月にiDeCoの加入対象者が公務員や専業主婦(夫)(第3号被保険者)などに拡大し、iDeCo加入がブームになった2017年4月のピーク5万9,918人に迫る新規加入者数になった。また、今回の開示資料から、「第4号」(国民年金任意加入被保険者=拠出限度額6万8,000円)の加入者状況が追加された。なお、従業員のiDeCoに企業が上乗せ拠出をするiDeCo+(中小事業主掛金納付制度)は、実施事業所数は4567事業所、対象従業員数は2万9,554人になった。

出所:モーニングスター作成
6月の新規加入者の内訳は、第1号加入者は5,785人(前月5,445人)、第2号加入者は4万6,374人(前月3万5,259人)、第3号加入者は2,562人(前月2,320人)となった。第2号加入者の中では、企業年金なしの新規加入者が3万524人(前月2万3,037人)。共済組合員(公務員)の新規加入者は9,007人(前月6,603人)となった。第2号加入者の中で、事業所側のサポートが弱い「企業年金なし」の新規加入者数が3万人を超えたのは初めて。過去最高は2017年4月の2万6,008人だった。
なお、今月から加入者区分に「第4号」が追加された。これは、国民年金の任意加入者を対象にしている。60歳までに老齢基礎年金の受給資格(加入期間10年以上)を満たしていない場合や、40年の納付済み期間がないため老齢基礎年金を満額受給できない場合などで、年金額の増額を希望するときは、60歳以降でも国民年金に任意加入することができる(厚生年金保険・共済組合等に加入していない人で納付期間が40年未満の人は65歳未満まで、65歳以上で年金の受給資格期間を満たしていない人は70歳未満まで)。近年、長寿化が進み、年金生活が長期化する傾向が強まっているため、生涯にわたって給付が受けられる老齢基礎年金を満額で受給したいと考える人が増えている。「第4号」の6月の新規加入者数は1,089人、加入者総数は1,677人だった。
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