日興アセット、DC専用ファンド相次ぎコスト引き下げ―バランス型など最安に並ぶ
日興アセットマネジメントが確定拠出年金専用ファンドのコスト引き下げを相次ぎ行っている。1月22日に海外株式・債券のヘッジ有り・無し4ファンドの信託報酬引き下げを実施したのに続き、2月7日にはバランス型4本と国内株式・債券2ファンドの計6ファンドの引き下げを行った。
今回コスト引き下げを発表したのは「DCインデックスバランス」シリーズで株式比率が異なる(株式20)(株式40)(株式60)(株式80)の4ファンドと、「インデックスファンド日本株式(DC専用)」「インデックスファンド日本債券(DC専用)」の2ファンド。「DCインデックスバランス」シリーズ4ファンドの信託報酬等(税込)は、引き下げ前は(株式80)が0.220%、(株式20)が0.187%などファンドによってまちまちであったが、一律で0.154%へ引き下げた。確定拠出年金専用ファンド、それ以外の一般的な投信でバランス型のコスト最安は現状0.154%となっており、今回の引き下げで同シリーズも最安水準に並んだ。
パッシブファンドでTOPIXへの連動を目指す「インデックスファンド日本株式(DC専用)」は信託報酬等(税込)を0.275%から0.154%へ引き下げたが、こちらもETF(上場投資信託)を除く国内株式型の既存ファンドのコスト最安水準に並ぶこととなる。
また、同じくパッシブファンドでNOMURA-BPI総合への連動を目指す「インデックスファンド日本債券(DC専用)」は0.253%から0.132%へ引き下げた。ETFを除く国内債券型の既存ファンドの中では0.110%が最安であり、同水準には及ばないものの、高いコスト競争力を有する。
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