国民年金のしくみ(2)
受取り額は加入期間で決まる
国民年金(老齢基礎年金)は原則として65歳から受取れます。ただし、加入期間が25年に満たないと受取ることができません。40年間加入すると、満額を受取ることができます。
■満額で年79万2,100円受取れる(平成22年度)
老齢基礎年金の受給額は加入期間で決まります。したがって、加入期間が40年(480カ月)に満たない場合は、満額の79万2,100円から、480カ月に足りない月数分だけ年金額は少なくなります。
■滞納期間と免除期間
保険料の滞納期間や免除期間がある場合は、満額(79万2100円)から480ヵ月に満たない分だけ、年金額は少なくなっていきます。
「保険料納付済期間+保険料半額免除期間+保険料全額免除期間」が、480ヵ月に満たない場合
ただし、半額免除期間は「保険料納付済期間+保険料半額免除期間」が480ヵ月を超える場合、超える部分は4分の1で評価します。
滞納期間は一切、年金額に反映されませんが、免除期間の場合は、全額免除で原則2分の1ヵ月納付扱い、半額免除期間の場合は原則4分の3ヵ月納付扱いになります。
■25年加入しないと受取れない
■40年加入すれば満額を受取れる