用語集

年金積立金

 年金の保険料は年金の支払い等に充てられますが、残りは年金積立金として積み立てられています。国民年金、厚生年金の積立金は、全額が財務省資金運用部に預託され、郵便貯金等とともに財政投融資の原資となっています。また、将来の保険料負担を軽減する等の目的のため、年金福祉事業団では積立金の一部を借り入れ、市場運用を行っています。しかし、平成12(2000)年3月に成立した年金制度改正法及び平成12(2000)年5月に成立した財投改革法により、平成13(2001)年4月から、年金積立金はその預託義務が廃止され、厚生労働大臣がその全額について自主運用を行うこととされました。また、平成13(2001)年4月1日に年金資金運用基金が設立され、厚生労働大臣から寄託された資金を管理、運用するようになりました。これに伴い、年金福祉事業団は解散しました。厚生年金基金や国民年金基金等の年金積立金は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が市場運用を行っています。