受託者責任
裁量権をもって企業年金の運営に関与する者(受託者、厚生年金基金の理事や運用機関などが該当します)が果たすべき責任のことです。受託者が果たすべき一般的な義務は、加入者や受給者の利益のためだけに忠実に職務を遂行する「忠実義務」と、それぞれの立場にふさわしい専門家として払うべき「注意義務」です。厚生年金基金制度では、「資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドライン」において、(1)基金役員の役割と責任、(2)運用受託機関と基金・役員との関係、(3)企業と基金との関係、(4)情報開示の重要性、などが規定されています。